6cm弱の小さな牛形鈴(鐸)で、この種の小さなドンソン・ベルは大きな構造物に複数連なって吊られる等、多くは装飾パーツであったこと、ドンソン文化の埋葬地から出土することから副葬品であったものと比定されます。舌の多くは骨製であったと見られ発掘時点で失われていることが通常です。 豊穣を象徴する”水牛の角(突起)”はドンソン青銅器によく見られるモチーフですが、本品のように水牛の顔・頭部がしっかりと造形されかつ破損せず(右角先端のみ欠けあり)完全なカタチで残っているものは珍しく、鈴背部の”巻き縄”モチーフを併せ、ロストワックス鋳造によるドンソン青銅工芸の意匠美と精神世界を堪能することができます。 時代ある青銅器に特有の緑青パティナの表情の豊かさも格別で、写真には映りませんが、肉眼ではパティナ内に無数の光る粒(=鉱物結晶)を確認することができます。 小さな作品のうちに壮大な宇宙観を感じられる先史時代ドンソン青銅器です。

ドンソン青銅器 牛頭型鈴(鐸)

vtx260701

先史時代 東南アジア青銅文化 失蝋法

ドンソン文化 青銅器 牛形鈴(鐸)

出土地 ベトナム北部
製作年代(推定) 紀元前後
素材/技法 青銅 / ロストワックス鋳造(失蝋法)
サイズ 幅(底径)約3.5cm、高さ(角含む)約5.8cm、重さ58g、ディスプレイスタンドの高さ14cm
コンディションについて
画像で確認できるように右角の先端部に欠けがあります。出土品としての青銅の腐蝕・錆び(鐸内部の錆びは付着した土の鉄分によるもの)等が見られます。頭頂部のループ金具はディスプレイのために近年付されたものとなります。詳細は画像をご参照ください。
●詳細画像と解説は下をクリックしてください
ブログの掲載ページに移動します

ドンソン青銅器 牛形鈴(鐸)

在庫有り
¥100,000(税込)
数量

関連商品