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商品ジャンル一覧
全46ジャンル

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中国 17c 呉州染付”蝦蟇仙人図”小皿(平盃) (1)
飄逸な蝦蟇仙人絵図に魅了される呉州染付平盃
”三足蝦蟇”を操る”蝦蟇仙人”の姿が勢いのある筆遣いで大らかかつ躍動的に描かれた呉州染付小皿(平盃)。釉・呉須・砂高台の表情と虫喰が見られない点は呉州染付の特徴に符合し、少ない筆数で素早く描かれ絵もダミの入れ方も器毎に自由奔放なところに呉州手の持ち味と魅力が感じられます。丁寧な金繕いに数寄者の愛蔵ぶりが伺えます。
2022年5月18日商品UPしました
●次期ご紹介品 〜現在準備中です〜 (0)
インド 17c 江戸時代初期日本渡り 朱赤地花卉文様”モール”裂 (1)
ムガル王朝最盛期の貴重な古渡り”モール”裂
江戸時代中後期に打敷とされ伝世した江戸時代初期の舶載錦の解き裂。日本での呼称”モール”の語源は、インド・ムガル帝国(Mughal)の”ムガル”が訛ったものとする定説がありますが、本裂はまさにムガル帝国全盛期の17世紀のインドで織られ、紅毛船・唐船等の交易船により日本に渡来した上手のモールと考察されます。貴重な一枚です。
本品は売約いたしました
タイ・イサーン 20c初 木製漆塗り”蛙”装飾箱(合子) (1)
篤き神仏信仰とともに手掛けられた伝統作品
神仏信仰に縁の吉祥の動物たちが象られた、イサーン地方伝統の木製漆塗り装飾箱。”蛙”には雨乞い・豊穣・多産の祈りが託されるとともに、箱の中に薬や裁縫道具等を納めておくことで日常生活の中でご利益が得られると信じられてきました。過飾を排したシンプルな造形のうちに信仰のものとしての精神性の深みが実感される一品です。

インド 17−18c 古渡り”算崩し文様”唐桟留裂 (1)
双糸遣いで極細密に織られた渡り木綿の名品裂
経緯とも二本引き揃えの”双糸”の木綿が赤青白の三色で配され、圧倒的な細密ぶりで”算崩し”の文様が織り上げられたインド舶来の古渡り木綿織物。この”唐桟留”は木綿を素材とする未知の次元の高度な技巧が加えられた染織として当時の数寄者を大いに魅了したことが資料・文献及び彼らが製作した裂帖等により伺うことができます。
インド 15c トラジャ渡り”幾何学植物模様”鬼手インド更紗 (1)
プレ大航海時代にトラジャに渡った貴重残存裂
ヨーロッパ諸国による地球規模での海洋交易が行われる以前の15世紀に遡る時代にインドで製作されインドネシア・スラウェシ島トラジャ地方に舶来したインド更紗古裂。イスラーム船が稀少な香辛料・香料を入手するための代価としてトラジャ地方にもたらしたと考察されるもので、”プレ大航海時代の交易インド更紗”と分類されるものです。
インド 18c シャム向け”仏手”古渡りインド更紗裂 (1)
菩薩・龍・鹿・うさぎが描かれた貴重な一枚
インドで手掛けられ、アユタヤ王朝期のシャム王国にもたらされた宮廷儀礼用布としての古渡りインド更紗裂。当時の日本では”シャム更紗(シャムロ染め)”の名でその仏教的意匠が珍重されたもの、稀少な”仏手”のシャム古渡り更紗、さらに”蛇龍神ナーガ”が同時に描かれたものは裂と言えども極めて貴重、歴史の浪漫を薫らせる逸品裂です。
インド 17−18c 日本向け”袴腰手”古渡りインド更紗裂 (1)
日本向けにデザインされた格調高き古渡り裂
インドで手掛けられ、江戸時代初中期17〜18世紀の日本にもたらされた古渡りインド更紗裂。台形のパーツが幾何学模様を構成するこのインド更紗は、当時から数寄者の間で”袴腰手(はかまごしで)”の名で愛玩されており、”袴腰”が茶の湯と縁が深いこともあわせ、大切に保存継承されてきた本品からも裂愛好の遺伝子を感じとることができます。
インド 18c トラジャ向け”円花&生命樹模様”インド更紗 (1)
”聖布マア”として伝世した生命樹大判更紗完品
縦横2mを超える大判の木綿地に無数の花々と樹木模様が高い密度で染め描かれた、圧巻の存在感と力強い生命感を呈する18世紀トラジャ向けのインド更紗完品。”聖布マア”として大切に扱われ代々継承される中で布全形と色彩が保たれたもの、作品自体の魅力とともに、渡来と伝世の由来をあわせた布に纏わる物語と浪漫性に深く惹き込まれます。
インド 19c ”聖母子と天使図”インド更紗 (1)
キリスト様式インド更紗大判掛け布極稀少完品
”聖母子と天使”のキリスト教絵図が染め描かれた長さ約3mの大判のインド更紗。インド国内のキリスト教コミュニティからの発注品である可能性が高いように思われますが、この種の絵画的なキリスト教様式インド更紗は残存する類例が限られるため製作背景・使途について判然としない点があり、資料的に極めて興味深く魅力の尽きない一枚です。
インド 18c シャム向け”円花&瓔珞模様”インド更紗裂 (1)
120cm超・9層のボーダーを有する稀少美品裂
インドで手掛けられ、アユタヤ王朝期18世紀のシャム王国にもたらされた”円花&瓔珞模様”インド更紗裂。9層におよぶ”瓔珞模様”の存在感が際立っており、茜赤と黒の深く鮮やかな色味が印象的な”円花&火焔状模様”とあわせ、インド・コロマンデルへの特注品である宮廷様式シャム更紗ならではの格調の高さと荘厳美が濃密に薫ります。
インド 18c シャム向け”火焔状花模様”インド更紗裂 (1)
緻密な手描き”火焔状花模様”シャム向け更紗裂
アユタヤ王朝期のシャム王国でデザインされ、インド南東部コロマンデル海岸エリアで手掛けられた交易染織としてのシャム更紗裂。火焔状花模様と呼称される花繋モチーフが総手描きによりびっしりと染め描かれたもので、17×32cmの小裂ながら、サイズが小さい分、毛抜き状の描線と色の染め分けの細密ぶりが際立って目に写ります。
インド 18−19c スマトラ向け”アラベスク模様”インド更紗裂 (1)
緻密なデザインと卓越した媒染防染の交易更紗
インドで手掛けられ、インドネシア・スマトラ島にもたらされたインド更紗裂。鮮やかさと落ち着きを兼ね備えた固有の色味を呈する茜染めの”赤”、それと見事に調和する浸染の瑠璃掛かった”藍”、その2色に重なり色と模様に立体感を加える”茶”の巧緻な色彩表現が見事、全体と細部で破綻の無い”アラベスク模様”の完成美に目と心を奪われます。
インド 18c スマトラ向け”茜描き染め格子模様”インド更紗裂 (1)
明礬&鉄漿媒染が駆使された茜描き染め更紗裂
インドで手掛けられ、18世紀にスマトラ島にもたらされた”茜描き染め格子模様”インド更紗裂。和名をあてると「白地細格子花唐草模様」で日本渡りであっても違和感の無い、数寄者好みの意匠の古渡り期インド更紗で質感ある手触りの鬼手木綿と緻密でありながら枯淡な雰囲気を湛える手描き格子模様に得も言われぬ滋味が薫ってまいります。
日本・沖縄 八重山 20c前 苧麻地グンボウ絣装飾 衣装 (1)
苧麻・芭蕉・木綿の豊かな織表情が魅力の逸品
苧麻織りの服地に木綿と芭蕉の交織(グンボウ)による経絣布の装飾が加えられた、八重山諸島竹富島の衣装作品。染めは絣の藍のみで、苧麻の白、木綿×芭蕉の白、絣部分の白が異なる色として目に映り、糸・繊維の生の美しさが最大の見どころです。八重山の空・海・陽光のもとで、本衣装の生命の輝きはいかばかりであるかと想像します。
琉球王国 19c初 木綿”萌黄地草花散し模様”紅型裂 (1)
琉球王朝期紅型たる格調の高さを誇る逸品古裂
水色(空色)に黄色の顔料が重ね染めされた、瑞々しさとともに固有の和らぎ感を薫らせる”萌黄”の色味が印象的な、200余年を遡る19世紀初期の紅型裂。萌黄の地色の中に”牡丹・梅・撫子・松・笹・楓”の草花模様が端整に染め描かれており、華やかながら落ち着きあるひとつひとつの色を併せ、”琉球王朝期紅型”たる気品と格調の高さを備えます。
琉球王国 19c 木綿”花色地水鳥花枝模様”紅型裂 (1)
小モチーフが多彩に散りばめられた可憐な作品
”花色地(ハナイルジー)”と呼称される地色染め、これは朱で下地を染め動物染料の臙脂を上掛けし色彩を生み出すもので、外来の色料が主素材とされた海洋交易時代・琉球染色の特徴が良く顕われた作例です。目にしていると気持ちが和み心癒されるような独特の空気感と色香を薫らせる一枚、作品が有する固有の世界観に惹き込まれます。
日本・沖縄 19c末−20c初 絹”黄色地網目小花蝶貝模様”紅型 (1)
5mもの長さを有する貴重な紬地紅型残存作例
紬織の絹を台布として網目の地模様と花貝蝶等の小模様が多彩に散りばめられた黄色地紅型。白地型紙と染地型紙の双方を用いて模様を重層的に表す”朧型””重型”と呼ばれる技法がとられており、黄の地色・黒の網目模様・花貝蝶の散し模様のそれぞれが立体感を伴って目に写り、王朝期紅型直系の作品としての格調と完成美が宿ります。
中国 17−18c 日本渡り”木綿間道”裂(包裂) (1)
包裂として用いられた貴重な江戸初中期渡り嶋
中国南部で手掛けられ、江戸時代初中期17〜18世紀の日本にもたらされた”木綿間道”裂。7色の木綿糸が経緯に配され、巧みな色の掛け合わせで細太の縞格子が豊かな色彩と端整な柄で織り上げられたもの、包裂に仕立てられた品モノです。糸・染め・織りの製作技術の高さとともに日本人の裂愛好の精神・遺伝子が実感される染織作品です。
日本 17−18c 弁柄染め”六宝繋ぎ花模様”和更紗裂 (1)
インド更紗を志向した国産木綿遣い初期和更紗
17世紀後期〜18世紀前期の日本で手掛けられた”六宝繋ぎ花模様”和更紗裂。数世紀の時を経過した弁柄染めの古色が何とも深くかつ優美で、糸布の質感のふくよかさと小紋モチーフの輪郭の柔らか味をあわせ、目にしていると格別の滋味が感じられます。インド更紗を志向した国産木綿遣い初期和更紗、時代の浪漫に惹き込まれる一枚です。
日本 19c後 木綿”井桁模様”型染併用経緯絣裂 (1)
経緯絣と型染が併用された特殊かつ稀少な染織
経緯絣により上下左右に井桁模様が藍・白交互の連続文様として織り描かれ、織りの片面から型染によりモザイク様の模様が重ね染めされた19世紀後期作の木綿染織。繊細な紡ぎ糸を素材に、井桁ひとつが1.5cm角の小ぶりかつ細密なディテイルを有する模様として端整に表されており、裂地からは茶の湯好みの雰囲気が匂い立ちます。
日本 18c 江戸時代中期 雲母(きら)装飾”小花模様”和更紗裂 (1)
”雲母(きら)”で精密に彩られた特殊な和更紗
茶道具の裂地として伝世した江戸時代中期作の小ぶりな和更紗裂。ふくよかな質感の鬼手の木綿地に小花と枝葉モチーフが黒の輪郭線を伴って小気味よく染め描かれ更に雲母(きら)による精密な加飾がモチーフひとつひとつに施されたもの、雲母装飾がなされた和更紗は本来的に類例が限られる特殊なもので資料的に貴重、魅力の尽きない一枚です。
日本 18c 江戸時代中期 木造”阿弥陀如来”化仏 (1)
単独の仏像としての完成美が宿る光背化仏逸品
江戸時代中期の木造金彩”阿弥陀如来”化仏。火災を中心とする災禍及び明治初期の廃仏毀釈さらには昭和の戦時下に多くが失われており、当時の姿が保たれ残存するものは稀です。静謐な坐姿で阿弥陀定印を結び、目にする角度や光の加減で変化する表情は慈愛に満ち、本体像に付属する光背化仏ながら単独の仏像としての完成美が宿ります。
日本 江戸時代 志野香合&双獣円紋朱雀文錦仕覆 (1)
”絵緯浮文平とじ(別絡)”の巧緻な江戸期茶裂
貫入と小孔を交えた柚肌の長石釉は和らぎをまとい、蓋と身を跨ぐ火色がつくる景色ひとつひとつに味わいのある、細部まで行き届いた作行の志野柚香合とそれに付属する錦の仕覆と箱です。本”双獣円紋朱雀文錦”仕覆は、飛鳥時代に伝来した蜀江錦(経錦)にならい、江戸時代に製作された織物から仕立てられたものと考察されるものです。
パキスタン・ガンダーラ 3−4c ストゥッコ・菩薩頭部像 (1)
”タキシラ−タルベラ系”の端麗かつ優美な逸品
パキスタン・ガンダーラ地方で3〜4世紀に手掛けられた、ストゥッコ製の”菩薩頭部像”。本品はタキシラ−タルベラ系の仏頭像に典型的な丸顔で、波状の頭髪と頭頂の花冠装飾もあいまって、どこか中性的で若い雰囲気を感じさせるもの、端麗かつ優美で気品溢れる顔相に心惹かれます。世界にひとつの表情と生命を有する古代仏教美術の優品です。
日本 14−15c 室町時代 銅造”薬師如来”懸仏(御正体) (1)
御正体としての神秘性が意匠に宿る室町期懸仏
14−15世紀の室町時代に手掛けられた銅造懸仏(御正体)。螺髪が省略され帽子のような形状で表された肉髻、身体に着いたまま屈臂し掌を立てるように表現された施無畏印、浅い毛彫りで刻まれた衣文と蓮弁、懸仏の製作が地方に広まる過程で形式化が進んだものと考察されます。神仏習合を背景とする信仰の精神性に惹き込まれる一品です。
パキスタン・ガンダーラ 3−4c 雲母片岩・脇侍菩薩頭部像 (1)
サハリ・バハロール仏三尊像の貴重な菩薩頭部
パキスタン・ガンダーラ地方で手掛けられた、雲母片岩製の”脇侍菩薩頭部像”。サハリ・バハロールの片岩製レリーフは総じて彫り表現が緻密で写実的であり、ガンダーラ彫刻が技術的に高まり製作の盛期に達した時期とも見做されています。日本には仏教が伝わる前の時代の信仰像として歴史の浪漫に誘われる一品、価値あるコレクションピースです。
パキスタン・スワート 2−5c 雲母片岩・仏伝図パレット (1)
北方山岳部”スワート”の古拙なガンダーラ美術
”化粧皿(パレット)”の呼称で知られる、パキスタン・スワート出土の円盤状の雲母片岩彫刻像。ヘレニズム色の薄い古拙な彫り意匠が印象的で、北方山岳部スワート地方ガンダーラ彫刻の特徴に符号し梵天勧請の仏伝図が表されたものと考察されます。スワート仏教美術固有の長閑やかさとあたたかみを有する彫刻表情に惹き込まれる一品です。
日本・出雲 19c ”鶴亀模様”孫ごしらえ 筒描産湯布 (1)
力強い描線に魅了される19c出雲孫ごしらえ
嫁いだ娘と孫のために生家が仕立てた出雲の伝統染織”孫ごしらえ”。布上部が斜めに帽子絞りで防染され、その下に鶴亀松竹が筒描・藍染めで表されたこの布は、産湯の際の湯上げ布とされたもので、防染部分には紅花等によって赤の色付けがなされ、これで顔・皮膚を拭うことにより魔除け・病除けとする願掛けの意が込められたものとなります。
日本・東北 19c末−20c初 大麻地常盤紺型装飾 袖なし (1)
上質な手績み大麻と常盤紺型が用いられた優品
深く濃い色味の藍に染められた大麻布を服地に、絣模様を型染により緻密に染め表した常盤紺型の布により装飾が加えられた明治期の袖なし上着。背部の菱形充て布に目がいきますが、これは背中に負荷がかかる労働に就く者の仕事着であることを示し強度を高めるため斜めに布が縫いつけられたものデザイン性への意識も高い美しき衣装作品です。
日本 19c 江戸時代末 木綿”波に真向兎”模様 筒描布 (1)
生命力豊かな兎の意匠に目を奪われる半巾筒描
荒波の中を正面に向かって駆けるうさぎの姿が躍動的に描かれた19c江戸時代末の木綿筒描布。婚礼等のお祝いごとに際して紺屋への特別な発注で手掛けられるものであり、作品からは吉祥感・躍動感とともに布に込められた祈りが伝わってまいります。うさぎは真剣な表情で、通常ののどやかな動物模様の染織とはやや趣きが異なります。
日本 19c 江戸時代後期 黒地”襷&三盛亀甲”模様 型染裂 (1)
鮮烈な黒染めと緻密な型紙彫描線が見事な裂地
鮮烈な黒染めと緻密な型紙彫描線が印象的な江戸時代後期の木綿型染裂。有職文様の襷文が元となる繋ぎ模様の中に三盛亀甲の家紋が組み入れられたもので布裏に綿の付着が残ることから蒲団表が解かれた一巾分と考えられ、黒染めの蒲団表は珍しいものであり、武家・商家等からの特別な発注により本布が仕立てられたことが伺えます。
日本 17−18c 江戸時代初中期 絹搦み織地・絞り染め着物裂 (1)
織り染め双方から格調美が薫る時代古裂の逸品
搦み織に経浮を加え”入子菱文”を織り表した巧緻な織物に絞り染めにより多彩な花模様を染め描いた江戸時代初中期の着物裂。花を彩る”紫紺・黄丹・花浅葱”の色合いは何とも瑞々しく雅やかで、数百年の時を越えて生命が息づいている様子を確認できます。彼の時代に想いを巡らせ鑑賞を愉しむことに尽きせぬ魅力が感じられる一枚です。
日本 19c 江戸時代後期 ”波に水車柄杓御屋敷”模様 火消刺子袢纏 (1)
躍動感溢れる波・水の意匠に目を奪われる逸品
大波、水車、長短様々な蜘蛛手につけられた柄杓、水にまつわる模様が躍動感豊かに描き込まれた江戸時代後期の火消装束・刺子袢纏。上部の肩袖に描かれた石垣のある立派な御屋敷と菊花は、家々と人々の平安な生活を火事から守る仕事を担う意気が表されたものと推察されます。衣裳全体から江戸の色香が濃密に匂い立つ一品です。
日本 17c 江戸時代初期 絹”御簾垣しだれ桜”模様 小袖裂 (1)
17c寛文小袖の華やぎ溢れるしだれ桜模様裂
江戸初期”寛文小袖”裂。模様は糊染の防染後に萌黄の地染めがなされ、型鹿の子を交え鼠・茶・藍・紅花で色づけがなされていますが、友禅染め誕生以前の”初期友禅”と位置づけられる技法による色挿し、取り分け紅花の濃淡を効かせた染めに得も言われぬ雅な空気感が感じられます。糸・織・染・描の細部に生命が瑞々しく嫋やかに宿る一枚です。
日本 19c 江戸時代末 木綿”波兎”模様 筒描布 (1)
”波乗り兎”が躍動感豊かに描かれた江戸期筒描
荒波に立ち向かうように駆ける姿が印象的な”波乗り兎”模様の19c江戸時代末の木綿地筒描布。婚礼等のお祝いごとに際して紺屋への特別な発注で手掛けられるものであり、作品からは吉祥感・躍動感とともに布に込められた祈りが伝わってまいります。江戸期紺屋職人の技術の高さとセンスの良さ、粋(いき)が実感される一枚です。
日本 19c 江戸時代後期 ”墨絵竹虎図”模様 火消刺子袢纏 (1)
墨絵竹虎図が雄々しく表現された火消装束逸品
竹林の虎が勇猛な姿表情で裏地に染め描かれた江戸時代後期の火消装束・刺子袢纏。単なる竹虎模様ではなく、墨絵のタッチで濃淡とぼかしを駆使して竹・虎・空間が緻密かつ立体的に描き込まれたもの、躍動感とともに研ぎ澄まされたような荘厳な空気感が伝わってまいります。正真の時代モノ火事袢纏としての風格が感じられる逸品です。
日本 18c末−19c前 江戸時代後期 重ね車輪&萩模様・型染裂 (1)
武家装束用に手掛けられた貴重な和更紗的型染
重ね車輪(源氏車)と萩模様が多色で染め表された江戸時代後期の型染布。地色の染めは藍の染料ではなく顔料が用いられている点に特色があり、”和更紗”の呼称がより似合います。特定の身分階層向けに型紙職人・染め職人等が技巧と意匠を凝らし、定められた様式により染織作品を生み出していた時代に固有の雅趣が感じられる一品です。
日本 20c初 鶴丸&唐草模様・筒描蒲団 (1)
綿入りで百年間保存継承された筒描蒲団極美品
翼を伸び伸びと大きくひろげた”鶴丸”模様が4巾の表地全体に躍動感たっぷりに染め描かれた明治期の婚礼用蒲団。朱赤に色づけされた鶴の翼は褐色地を背景に燃え立つような鮮烈な印象があり、鶴丸から四方に伸びる筒描による蔓唐草は流麗で生命力に溢れ、大きさも相俟って目にしていると圧倒されるような存在感と華やぎが感じられます。
日本 19c初 江戸時代後期 右肩上がり吉祥模様・型染裂 (1)
江戸期職人の技巧の粋といきが伝わる上手作品
鶴亀の丸紋と松竹梅及び唐草で構成される吉祥模様が多色遣いで緻密かつ躍動感豊かに染め描かれた、今から2百年を遡る19世紀初期作の木綿型染布。布を横並びに接ぎ合せると唐草の細部が繋がり、模様は右肩上がりに途切れることなく続くよう巧みに構成されており、デザイン・モチーフに込められた”繁栄の祈り”が伝わってまいります。
日本・東北 19c後 木綿”唐草&鱗模様”筒描馬掛け布 (1)
天然顔料が駆使された19c”馬掛け布”完美品
日本で19世紀後期の明治時代に手掛けられた、木綿”唐草&鱗模様”筒描馬掛け布。多彩な染料・顔料遣いの染め意匠の美しさに目と心を奪われます。取り分け流麗で生き生きとした生命感を薫らせる”唐草模様”と藍濃淡を加えると5色で染め表された”鱗模様”のコンビネーションが秀逸、随所から江戸職人直系の卓越した仕事ぶりが感じられます。
日本 19c後〜20c初 木綿”牡丹&散し楓模様”筒描掛け布 (1)
巧緻な筒描防染&描き染め彩色が優美な逸品
日本で19世紀後期〜20世紀初めの明治時代に手掛けられた、木綿”牡丹&散し楓模様”筒描掛け布。質感豊かな手紡ぎ・手織り木綿を深く鮮やかに染める天然藍、その中に”牡丹””散し楓”が気品ある間合いと優美な色柄で染め描かれた独自の完成美を薫らせる筒描掛け布です。職人の意気・誇りに打たれ、背筋が伸びる思いがする一枚です。
ミャンマー・ラカイン 20c初 カマウ 片面縫取織衣装 (1)
繊細な手紡ぎ木綿と天然染料遣いの古手優品
ミャンマー・ラカイン州に生活するカマウ族の手による片面縫取織衣装。本品は天然藍染めの木綿経織地をベースに同じく天然色染めの木綿糸及び絹糸による経縞と片面縫取織の装飾が加えられたもの、繊細な手紡ぎ糸を素材に密に織られた布のタイトな質感、天然染料による染めの鮮やかかつ深みのある色彩の美しさが際立つ古手の稀少作品です。
インド中西部 20c前 バンジャーラ 刺繍サッシュ (1)
幾何学文の細密刺繍が見事なアンティーク作品
バンジャーラ族はラージャスタンのタール砂漠を出自とし、牛車により塩や小麦を始めとする交易品を広大なインド亜大陸を移動しながら土地土地へと運び届ける陸路運送の役割を担ってきました。本作品に見られる高度かつ洗練された染織・刺繍技術は、古い時代の移動生活の中で、他民族・他文化との交流のうちに培っていったものと考察されます。
インド・カッチ 20c中 ラバリ 婚礼用刺繍サッシュ (1)
ラバリ婚礼用刺繍サッシュ”ボカノ”稀少完美品
インド・グジャラート州カッチ地方に生活する遊牧民ラバリ族の手による婚礼用の刺繍サッシュ”ボカノ”。幅10〜20cm前後・長さ100〜150cm前後の大きさの布上に諸民族に伝わる伝統デザインの刺繍がミラーワークを交えて高い密度で描き込まれるもの、比較的小さな面積の刺繍布ながら見応え溢れる作品が多いのが特徴となります。
パキスタン 20c中 スィンド農牧民 馬用顔飾り刺繍布 (1)
馬用顔飾り刺繍布”アーンデリ”稀少古手美品
パキスタン・スィンド州に生活するスィンド農牧民の手による、馬用顔飾り刺繍布”アーンデリ”。婚礼を中心とする祝祭時に馬の顔部を飾るための”ホースフェイス・オーナメント”として用いられる装飾布で、人間用の衣装等を作る際と変わらない手間隙や技巧の粋を掛け、神への祝福の祈りとともに丹精を込めて手掛けられてきたものです。


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